実大規模や実物を利用した
リアルな空間を実現
耐久性や安全性に優れた、世の中を大きく変えるプロダクトやテクノロジーを生み出すための、実大規模のリアルな空間を実現。
FEATURE 01
反力壁や振動台など、
大規模実験の全てが揃う
実大規模の模型や実物部材の性能評価が可能な実験設備を備え、実用レベルまでの検証をより効率的に行うことでスピーディーな社会実装を実現します。
遠心載荷実験装置
アーム部を高速回転させ、遠心力場を発生させることで実規模の地盤挙動を縮小モデルで再現できます。軟弱地盤対策や圧密現象などの静的実験の他、加振装置を設置することで地震時の液状化に関する動的実験などにも活用できます。最大容量は静的 200G・ton、動的 50G・ton。高速度カメラ導入により、画像解析を活用した最新の実験も実施可能です。
反力壁・反力床
L字形に配置した主反力壁(高さ16m、横幅10m、厚さ4m)と副反力壁(高さ10m、横幅9m、厚さ3m)、そして反力床(厚さ1.6m)を用いて様々な載荷実験を行うことができます。プレストレスで張力を導入することで、反力壁、反力床ともに大きな荷重が作用してもひび割れが発生しない構造を実現。大規模な実験にも耐えうる設備となりました。
疲労試験機
橋梁など変動する荷重が長時間作用する構造物の耐久性を把握することができます。載荷荷重は最大圧縮力を動的1.5MN、静的2MN。試験体の支点間距離は10mまで可能です。また、国内では数少ない、試験体ごと水槽に浸した湿潤状態での疲労試験ができるようになっており、道路表面など雨水により疲労が促進される影響を模擬することもできます。
載荷加熱試験装置
(超大型万能試験機)
当装置は、加熱試験用耐火炉と超大型万能装置の2つから構成されます。縮小モデルから実大規模まで、様々な部材や防火設備等の載荷加熱実験を可能にしました。また、火災時に建物を支える部材に対して、実際の火災を模擬した実験を行うことができます。本装置は、圧縮20MN、引張10MN、地震を想定した3MNの正負繰り返し載荷が可能です。
3次元振動台(写真)
・動的アクチュエータ
3次元振動台は、低騒音の電磁式としては世界最大です。水平2方向と上下の3方向で振動させることで地震動を正確に再現。振動テーブルは4m×4mで最大30tの重量を振動させることが可能です。動的アクチュエータはレール上の振動台を押し引きすることにより、最大20tの重量を大変位振動させる装置。振幅は増幅装置により業界最大級の3mを実現しました。