AIで成長し続ける
「コンクリート自動
製造装置」
材料の状態によって配合を変えながら、
職人が微調整を繰り返す
コンクリートの製造。
各種センサーを搭載したバッチャープラント
では、
そのノウハウをAIが学習し、
コンクリートを自動で配合/
製造するシステム
の実現を目指します。


研究開発展開
新規コンクリートの配合・練混ぜ方法の確立。
新材料等を使用した次世代材料の配合・練混ぜ方法の確立。
現場プラントのシミュレーション
(現地材料によるコンクリートの配合・練混ぜ方法の確立)。
市中レディーミクストコンクリート工場では
製造できない特殊コンクリートの製造。
構造実験用試験体コンクリートの製造・供給。
施工実験用コンクリートや
模擬柱コンクリートの製造・供給。
業界でも数少ない室内型のバッチャープラントで、コンクリートを自動で配合・製造する機能を備えたシステムの開発を進めています。コンクリートを製造する際、同じ要求性能でも材料次第でその配合は細かく変動します。砂や砂利の品質には、産地などによって必ず違いがあります。例えば、砂に付いている水分量の違いは大きく、それによって配合を変える必要があります。しかし、コンクリートの性能確認にはいまだにアナログな方法が採られ、微調整を繰り返すという非常に時間のかかる作業になっています。
その製造を効率化する研究を行うため、このバッチャープラントには各種センサーやカメラが設置できるようになっています。まず材料の物性などをセンサーで計測して、練り混ぜる最適な材料の量を算出します。さらに、練り混ぜ中のコンクリートの性能をセンサーにより把握することで、コンクリートの最適な調整が可能となります。
こうして作られたコンクリートの品質を確認し、結果をIoTサーバーにアップロードしてデータを蓄積していきます。さらに測定データをAIに学習させ、次の製造にフィードバックします。このように、AIで進化を続ける「インテリジェント・バッチャープラント」のシステムを構築していきます。